エックハルト・トール の検索結果:

山下良道法話:「『喪に服す』ことで開かれる地平」(2 of 2)

…けじゃないですか。 エックハルト・トールさんの指摘もまったく同じで……エゴの本質というのは“resistance”(抵抗)です。だから、エゴを乗り越えるということで一番大事なことも、このエゴの本質が“resistance”(抵抗)であるということを知ることです。 ということは、何もかもうまくいっているような状況のなかでは、このエゴの抵抗というものは観えてこないわけですよ。このエゴの抵抗がいつ観えてくるかといったら、それは当然、うまくいっていないときじゃないですか。 Whene…

山下良道法話:「ウォーキング・メディテーション入門」(1 of 2)

…るのは、先週の続きのエックハルト・トールさんの本なんだけど、それにいわく、「それはちょうど、深い湖のようなものだ」。深い湖ってどういうことなのかはだいたい想像がつくと思うけども……湖というのは当然、風があれば表面は波立ったり色々あるにきまっているわけですよ。だけども、ずっと深いところに行けば、そこはもう何もなくて。寒いところにある湖だったら、寒いときはもちろん表面が凍っちゃうこともあるだろうし、風で波が立つこともあるだろうし。それはまあ我々の人生みたいなものじゃないですか。だ…

山下良道法話:「仏女と仏男の方々への招待状」(2 of 4)

…。だけども――先週はエックハルト・トールさんに触発されて言語というものを採り上げたんだけども――非常に簡単な話で……言語というものはやっぱり「古い意識」の産物なんですよ。 これはきちんと押さえなきゃいけなくて。それで、「古い意識」というのはどういう意識かというと、主体と客体がきちんと分かれた世界であって、この主体が客体に対して何か動作をする。その動作を動詞というもので表す。だからどんな言語も、主語と動詞と目的語という構造になっていて。(中略)だから、言語というものがどうしても…

山下良道法話:「仏女と仏男の方々への招待状」(4 of 4)

…界ですね。(中略) エックハルト・トールさんはこの「形なき世界」のことを「静寂」と呼んでいるんですよ。(中略)そしてその静寂は、単なる「音が無い」とか「暴走族の音がしない」とかそんなレベルの話ではなくて、もちろん「自分のなかの静けさ」ですね。この静けさに触れないでいるということは、自分自身――「本当の自分」――に触れないことになるわけじゃないですか。そうするとどうなるかというと、自分自身を見失ってしまう。なぜか? 当たり前じゃないですか。だって、「私って誰?」というところで根…

山下良道法話:「私の中のモンスター」(2 of 3)

…のが「モンスター」。エックハルト・トールさんはそれを「ペインボディ」と言っている。ティク・ナット・ハンさんはそれを「ハビット・エナジー」と言っている。今日のところではそれを「サムヨーガ」と言います。必ずしも〈サムヨーガ=ペインボディ〉ではないけども、「ペインボディ」とか「モンスター」と見たほうが遙かに実際的だと私は思います。“knot”って私も前から使ってたけども、もうちょっと凄いものじゃないですか。ただ単に「Eさんの心がここでちょっと引っ掛かっちゃった」というようなものじゃ…

山下良道法話:「奇跡を待ち望まないために」(1 of 4)

…虫歯」をどう扱うか[について説明します]。それを先週は「ハビット・エナジー」(habit energy)という言葉を使って説明しましたが、また別の言い方をすればこれは「ペインボディ」――これはエックハルト・トールさんの言葉ですけども――の話でね、ペインボディという「虫歯」が我々の中に巣くっていて、それをどう治療していくか――これは今のところエックハルト・トールさん以上に腕の立つ歯医者さんはいないと思うんですけどもね――ということを見ていきたいと思います。(2 of 4へ続く)

山下良道法話:「奇跡を待ち望まないために」(4 of 4)

…の「ペインボディ」はエックハルト・トールさんの造語……まあエックハルト・トールさんが使っているよということで使っているけども、他の先生が使うことはないから……まあ普通、「ペインボディ」といったらエックハルト・トールさんが専売特許を取っているのかな(笑)。 それでね、これはどういうことかっていうと……。我々はまあ苦しむわけですよ。その苦しむということがどういうことかっていったらば……先週は「主人公が代わる」っていいましたけども、我々は、旧い主人公――thinking mindね…

山下良道法話:「『生きる意味』を求めて」(1 of 2)

…いたですけども、このエックハルト・トール著“A New Earth”*1の“your inner purpose”――第9章――についてお話ししようと思っています。(中略) それで、今日は“your inner purpose”という話題で、これも非常に……。だって、「何のために生きてるか」ということそのものですから、話が単純であるわけがなくて。だけど、どうなんでしょうかね、こういうことを今の日本で……まあ職場では話さないでしょうね(笑)。職場で話しますかこういうことを。「お…

山下良道法話:「『生きる意味』を求めて」(2 of 2)

…w Earth”((エックハルト・トール著“A New Earth”の日本語版は『ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-』。))の259ページね。今年に私らが問題にしてきたことのほとんどが、ここに凝縮されてあります。皆さんが瞑想をするときにぶつかってきた問題が、まさにこの問題です。それは要するに、瞑想がうまくいかないということ。なぜ瞑想がうまくいかないのか? それの原理的な理由が今日の話ではっきりしますから。 チョギャム・トゥルンパ・リンポチェの“Cutting Th…

山下良道法話:「からだという大地に根を下ろす ― Inner Body Awareness」(1 of 2)

…・ナット・ハンさんとエックハルト・トールさんを並行して解説しているんですけども、(中略)本当にね、これ、パラレルなんですよ……驚くほど。今日は私は“Inner Body Awareness”について話したいと計画してたんだけど、それでこの『ティク・ナット・ハンの抱擁』をみていくと、本当にドンピシャリの章があってね。べつに、エックハルト・トールさんとティク・ナット・ハンさんがお互いに相談し合っているわけもないんだけども、まったく同じ問題意識で。 それでまあ、もちろんね、ティク・…

山下良道法話:「からだという大地に根を下ろす ― Inner Body Awareness」(2 of 2)

…ド(背景)的なことをエックハルト・トールさんの本でちゃんとお話しますけど。ただ、これも、単なる実践じゃないですから。 最初の2行、 感情は私たちの一部に過ぎません。 人間は感情以上の存在です。 これを例えば[勤務先等の]同僚にいきなり言ったら、どんな感じがするのかな?……こういうのがどれほど世間に通用するかのということが、私ちょっと分からないんですよ。というのはね、「感情は私たちの一部に過ぎません。人間は感情以上の存在です。」というのは、「感情以上の存在」のところに立って初め…

山下良道法話:「最後の希望 エゴの虚構を超えて」(1 of 3)

…していますけども――エックハルト・トールさんの“Stillenss Speakes”で、それの翻訳が『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』ですね。(中略)この本は、エックハルト・トールさんの他の本と比べると、非常に短い文章を集めている。エックハルトさん自身が古いお経(sutra)みたいなものをイメージした――長々と散文で説明していくんじゃなくて、お経の言葉というのは非常に短くてコンパクトだけどポイントだけは突いた言葉じゃないですか。それと同じようなことを狙っていく…

山下良道法話:「最後の希望 エゴの虚構を超えて」(2 of 3)

…らの続き) それで、エックハルト・トールさんが言う「エゴ」って、いったい何を指すのか。そこをみていきましょう。そうしないで、エゴというもののうちの非常に限られた側面である「エゴイストだ」とか“selfish”だとか「傲慢だ」とかいう側面だけをとらえたら、エゴというものをやっぱり見失ってしまうから。“selfish”(利己的な)とか“arrogant”(傲慢な)とかいう側面を持つけれども、――それは側面にすぎなくて――それだけではないエゴの本質というものをみていきましょうね。 …

山下良道法話:「最後の希望 エゴの虚構を超えて」(3 of 3)

…うにはたらくか」の、エックハルト・トールさんによる完全な分析です。(中略) 今日はそれの全部の説明はできないと思うけども。エックハルト・トールさんの“Stillenss Speakes”*1によると、エゴの、非常に大きな特徴の1つは、英語だと“victim identity”というんですよ。“victim”というのは「犠牲者」ですね。「自分は何かの“victim”だ」、「自分は何かの犠牲になった」ということを「自分だ」としてしまう。その「何か」というのは何だってよいわけですよ…

このブログで言及された本

…及した記事を見る] エックハルト・トールOneness With All Life: Inspirational Selections from A New Earth [言及した記事を見る] ティク・ナット・ハンティク・ナット・ハンの抱擁 [言及した記事を見る] ティク・ナット・ハンTransformation And Healing: Sutra on the Four Establishments of Mindfulness [言及した記事を見る] 池田晶子リマーク …