存在と時間 の検索結果:

永井均さんの瞑想論・マインドフルネス論・仏教論の簡易な読書案内

…サイトにも掲載。 『存在と時間――哲学探求1』(文藝春秋、2016年)の第6章「〈私〉の分裂からカントの超越論的統覚・サルトルの前反省的自己意識をへてヴィパッサナー瞑想からアブラハム的一神教へ」 『〈仏教3.0〉を哲学する』(春秋社、2016年。藤田一照氏・ネルケ無方氏・山下良道氏との共著) 「自我、真我、無我について」 初出:『サンガジャパン Vol.26』(サンガ、2017年) 『世界の独在論的存在構造: 哲学探求2』(春秋社、2018年)にも所収。 『サンガジャパン V…

『〈仏教3.0〉を哲学する』第二章の読書ノートとコメント

…箇所が永井氏の著者『存在と時間――哲学探求1』(文藝春秋、2015年)の104-106頁にあり、やや余談めくし文脈も若干異なるが、関連はあるので下記に引用しておきたい。(同書は『〈仏教3.0〉を哲学する』の参考文献として巻末に挙げられている本でもある)。 中田考「お返事有難うございます。今の〈私〉と過去の〈私〉、そして有り得ざるべき「〈私〉たち」との間に有り得ざるべきコミュニケーションが成立しているとすれば、唯一の〈私〉の神は「〈私〉たち」とそれらの「世界」の唯一の神でもなけ…

『〈仏教3.0〉を哲学する』第一章の読書ノートとコメント

…られている永井氏の『存在と時間――哲学探求1』(文藝春秋、2016年)や『哲おじさんと学くん』(日本経済新聞出版社、2014年)に比べるとかなり簡素な論述になっていると思う。永井氏も277頁で、哲学的議論の精確な理解のためには本書のみに頼るなと述べているので、この参考文献は併読したほうがよいと思う。 このことを踏まえて永井氏は、山下氏の言う「私の本質は青空だ」という命題は「私にはただ実存だけがあって本質はない」と言い換えられるとしている(41頁)。たしかに本書以前の山下氏は「…

このブログで言及された本

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