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『〈仏教3.0〉を哲学する』第一章の読書ノートとコメント

…の1つめはカントの『実践理性批判』で言われるごとく人間が自由意志によって道徳法則にしたがうこと。これは慈悲の瞑想の有効性と関係するという。もう1つは、実存に戻ることによって映画の外に出ること。こちらは道徳と関係がない。永井氏は後者の出方のほうが本質的な出方だと思うと述べている(45頁)。 前反省的自己意識という名前にある「前」というのは、反省的自己意識が働く前という意味。反省的自己意識が働くことで「映画」が始まるので、反省的自己意識が働く前にそれをとらえるのがヴィパッサナーで…

このブログで言及された本

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