老師と少年 の検索結果:

ニュースの深層evolution:「恐山の禅僧」に日本社会の現代を問う(1 of 5)

…題の本ですけれども『老師と少年』という本をお出しになりまして、各所で話題になっておりますが。 南:恥ずかしいことです(笑)。 宮崎:今まで何冊もご本をお出しになっていますが、いちばん最初は朝日新聞社から出ている……エッセイというか今までの人生を振り返ったということですよね。あとの二冊はどちらかというと仏教に関する直球本と言っても過言ではない本で。 今回の本は物語仕立てというか、今までの本と傾向が違うような気がするんですが――少年が老師のもとに色々と相談をしに来て、その問答によ…

ニュースの深層evolution:「恐山の禅僧」に日本社会の現代を問う(2 of 5)

…たこのような本[=『老師と少年』]をあえて書こうと思ったのは、仏教書みたいなものを書いてしまうと、最初から答えを要求されるような気がするんですよ。これは僕の一方的な思いかもしれませんが。しかし僕は一貫して、答えることよりも問いをしっかり見ることの方が大事だと思ってたんですよ。ですからそれが分かる本を書くには、むしろ仏教の言語から少しずれたほうがいいのかなと思って書いたんです。 宮崎:これを読むとね、まあある意味で、少年の問いかけっていうものを老師は或る時には先取りしながら、あ…

ニュースの深層evolution:「恐山の禅僧」に日本社会の現代を問う(4 of 5)

…す。 宮崎:それが『老師と少年』のなかに書かれてるんだけれど……と言いたいわけね? 南:いや、そこまではそれは言えてないと思いますよ。 宮崎:この『老師と少年』の中に「道の人」っていうのが出てきます。これは明らかにブッダのことですね? 南:そうです。 宮崎:まさにブッダの生きた時代……道の人が生きた時代っていうのは、実は今の日本とかなり似てるんじゃないか。 南:同じです。手前味噌ですけど、ブッダの生きた時代と、鎌倉仏教……道元禅師の時代と、我々の時代は似てると思う。だから私は…

ニュースの深層evolution:「恐山の禅僧」に日本社会の現代を問う(5 of 5)

…ますか? 堤:この『老師と少年』に出てくる、――さっき、「悩むことは当然なんだ」、「苦しくて当然なんだ」って仰ったんですけど――もし子供が悩んだときに「それでいいんだよ」と言ってくれるこの老師のような存在が居たら、いじめの問題とかずいぶん減るんじゃないかなというイメージなんですが、今の日本の社会を見ていて、いま大人が子供にできることって何でしょうか? 南:味方してやることでしょうね。私が思うのは、子供が子供であることをだんだん許さなくなってるんですよ。それがまずいと思う。それ…

このブログで言及された本

…記事を見る] 南直哉老師と少年 [言及した記事を見る] チョギャム・トゥルンパCutting Through Spiritual Materialism [言及した記事を見る] チョギャム・トゥルンパタントラへの道―精神の物質主義を断ち切って [言及した記事を見る] エックハルト・トールA New Earth [言及した記事を見る] エックハルト・トールニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる- [言及した記事を見る] エックハルト・トールStillness Speake…