藤田一照・山下良道『アップデートする仏教』(幻冬舎)刊行のお知らせと関連リンク

藤田一照師と、一法庵庵主の山下良道師が共著を上梓されました。

アップデートする仏教 (幻冬舎新書)

アップデートする仏教 (幻冬舎新書)

電子書籍版も発売されています。

本書の目次


はじめに
第一章 僕たちはなぜ安泰寺で出会ったか?
変わり種の二人?
日本の仏教では修行すると怒られる!
「心の調子」が悪いのを治すのが仏教
なぜ仏教者になったのか
仏教は本当に幸せになれる教義と実践方法を完備している

第二章 「アメリカ仏教」からの衝撃
日本で出会えなかった仏教修行の仲間にアメリカで出会えた
修行を支えるサポート体制
アメリカではものすごい勢いで仏教の優れた本が出版されている!
アメリカで坐禅を教えることから逆に学ぶ
ヒッピーとカウンターカルチャーと禅の関係

第三章 マインドフルネスという切り口
ティク・ナット・ハン師の衝撃
マインドフルネスとサティと念
マインドフルネスを日本仏教に再導入する!
道元禅師からお釈迦さまと繋がる
日本仏教はブッダと直接繋がっているのか?

第四章 「瞑想メソッド」を超える
テーラワーダの瞑想とは何か
非想非非想処に実際に入る
体の中で体を見る
ニルヴァーナの状態に入る
青空を認識できるのは青空
お猿さんは瞑想などできない
「思いを手放す」ことがどうしてもできない
自然な息と普通の息
エゴの反対としての慈悲
慈悲の瞑想との出会い
慈悲の瞑想は必要なのか
「わたしが幸せでありますように」の衝撃
潜在意識に働きかける
「わたしの嫌いな人々が幸せでありますように」

第五章 アップデートする仏教
「仏教1.0」
「仏教2.0」
「仏教2.0」で病人を治せるか
「仏教2.0」の限界
光(ニミッタ)が見えてくる禅定
日本ではニミッタは教えられない
強為から云為へ
瞑想のリトマス試験紙
「気づき」で「怒り」は本当に消しさることができるのか
赤信号に気づく、呼吸に気づく
シンキング・マインドとサティ
体の感覚が見えるということは、微細なエネルギーが見えるということ
主体と客体がなくなったところでしかマインドフルネスは成立しない
禅の六祖が鏡を砕く
ぐるっと回って道元禅師に戻ってくる
「プルシャ」と「プラクリティ」
見聞覚知が落ちたときに初めて微細なエネルギーに入っていける
ワンダルマと只管打坐
見聞覚知の主体を手放すだけでいい
思いの手放しは骨組みと筋肉でやる

第六章 「仏教3.0」ヘ向けて
「仏教1.0」は心の悩みに答えてくれない
オウムで焼け野原になった日本にテーラワーダ仏教が支持された
誰が瞑想しているのか
本来の仏教こそが「仏教3.0」だ


あとがき
付録
参考文献

関連リンク

山下師の著書はAmazonの著者ページにまとめられています。

山下師の毎週の法話は一法庵のウェブサイトで音声ファイルとして公開されており、iTunesポッドキャストとして聴くこともできます。

約70編の法話が文字起こしされています。Web上で読むことができます。

一法庵の近日中の予定は、このページから確認できます。

2014年2月から、新宿の朝日カルチャーセンターで山下師による講座が始まっています。