永井均さんの瞑想論・マインドフルネス論・仏教論の簡易な読書案内

最終更新日:2023/06/10

哲学者の永井均さんが、瞑想/マインドフルネス/仏教について言及している著作には、以下のようなものがあります(刊行年順)。

  • 瞑想のすすめ 永井均」(『日本経済新聞』朝刊、2013年2月10日付)
  • 『哲おじさんと学くん』(日本経済新聞出版社、2014年)
  • ヴィパッサナー瞑想を哲学する」(香山リカ氏との対談)
    • 初出:『サンガジャパン Vol.17』(サンガ、2014年)
    • 蓑輪顕量監修『別冊サンガジャパン1 実践! 仏教瞑想ガイドブック』(サンガ、2014年)にも所収。
    • 香山リカ『マインドフルネス最前線』(サンガ、2015年)にも所収。
  • 「自己ぎりの自己とその蔓」
  • 存在と時間――哲学探求1』(文藝春秋、2016年)の第6章「〈私〉の分裂からカントの超越論的統覚・サルトルの前反省的自己意識をへてヴィパッサナー瞑想からアブラハム一神教へ」
  • 『〈仏教3.0〉を哲学する』(春秋社、2016年。藤田一照氏・ネルケ無方氏・山下良道氏との共著)
  • 「自我、真我、無我について」
    • 初出:『サンガジャパン Vol.26』(サンガ、2017年)
    • 『世界の独在論的存在構造: 哲学探求2』(春秋社、2018年)にも所収。
  • 『サンガジャパン Vol.30』(サンガ、2018年)所収の「「自己ぎりの自己」と〈私〉の独在性」(ネルケ無方氏との対談)
  • 西田幾多郎 言語、貨幣、時計の成立の謎へ』(KADOKAWA、2018年)の文庫版付論「時計の成立――死ぬことによって生まれる今と、生まれることによって死ぬ今」
  • 『サンガジャパン Vol.31』(サンガ、2018年)所収の「「倫理」が生まれるための、〈私〉と「世界」の接点はどこに?」(ネルケ無方氏との対談)
  • 『哲学する仏教 (内山興正老師の思索をめぐって)』(サンガ、2019年。藤田一照氏・山下良道氏との共著)の「4 内山哲学は仏教を超える」および「あとがき」
  • 春秋社100周年記念小冊子『読者と歩んで一世紀 1918-2018』(春秋社、2019年)
  • (DVD)第68回サンガくらぶ 「『哲学する仏教』刊行記念 対談講演会 ――内山興正老師の思索をめぐって――」(サンガ、2020年。山下良道氏との対談)
    • 『哲おじさんと学くん』(日本経済新聞出版社、2014年)の岩波現代文庫版である『哲おじさんと学くん: 世の中では隠されているいちばん大切なことについて』(岩波書店、2021年)には、2020年に行われた永井氏と山下良道氏の対談(おそらく上掲のDVDに収録されているもの)の一部が再録
  • 『〈仏教3.0〉を哲学する バージョンII』(春秋社、2020年。藤田一照氏・山下良道氏との共著)
  • 『サンガジャパン Vol.35』(サンガ、2020年)所収の「自己曼画の「第五図」はなぜ一人だけなのか?」(山下良道氏との対談。上掲のDVDに収録された対談が加筆されたもの)
  • 『遺稿焼却問題』(ぷねうま舎、2022年)
  • 『独自成類的人間』(ぷねうま舎、2022年)
  • 『哲学的洞察』(青土社、2022年)*1
  • 『〈私〉の哲学 をアップデートする』(春秋社、2023年、入不二基義氏・青山拓央氏・谷口一平氏との共著)*2

備考

  • 『哲おじさんと学くん』(日本経済新聞出版社、2014年)、『西田幾多郎 言語、貨幣、時計の成立の謎へ』(KADOKAWA、2018年)、『哲学的洞察』および『〈私〉の哲学をアップデートする』での言及は、分量としてはわずかです。
  • 上掲のもの以外にも文献などがありましたら、コメント欄でご教示ください。

*1:103頁、149-150頁、181-182頁。

*2:133-137頁および、176-177頁。